良い人など存在しない
人は騙されて生きている。
人と友好関係を築く時に本性を晒す人はあまりいないだろう。
言葉が悪いが騙す事で人と仲良くなるのだ。
なら騙す事は良い事なのか？
それは人によって見方が変わってくる。
例えば泥棒を使って説明する。
優雅に暮らす為盗みを働く人間と、盗むしか生きる道がない人間。
同じ泥棒でも目的が違う。
事情を知らなければどっちも非難される。
でも事情がわかっているのなら見方が変わってくるかもしれない。
可哀想など同情が生まれる。
でも理由があれば罪が許されるのだろうか？
人によっては許す人もいれば許さない人もいる。
道徳心が試されるのではないだろうか？
では道徳心とはなんだろう？
個人的に道徳心は人の立場だから言えることだ。
家畜など人に食べられる為に生を受けた生き物はどうだろう？
そこに道徳心はあるのだろか？
生きていくには仕方がない？
ならば人と家畜の立場が逆なら同じことを言えるのだろうか？
家畜から見たら人間は皆悪なのだ。
人によって見方が変わる。
何が正しくて、何が間違っているのか？
突き詰めるほどわからなくなる。
信じて騙され続けるだけの人生が幸せ？
そうだとしたら人は皆平等ではなく、弱肉強食の世界だ。
だから助けてもらうにも、相手に利益がないと絶対に助けてもらえない。
無償で助けてもらうなど夢物語だ。
何も信じられなくなった自分は殻に閉じこもり、ただ時間だけが過ぎていく日々を過ごしている。
それが自分を傷つけない楽な生き方だからだ。
少しでも人と接すれば辛い事ばかりだ。
なぜ偽りの自分を作り、精神をすり減らず生活をしなければいけないのか？
人は何かを犠牲にしながら生きる動物だ。
それが正しい在り方としたら人に待ち受けるのは地獄しかない。
今まで生活してわかった事は、狡賢い方が世の中生きやすい。
鬱が多い世の中になっているので、学校は国語や数学などを教えるよりも、世渡りを上手くする方法を詳しく教えてくれた方が社会に出て必要な知識だと思う。
もしくは人類一人ひとり味方になって支えてくれるAIが必要になるのではないかと思う。
